2017.08.16

立花宗茂を大河ドラマに 招致委員会発足

 

 

 福岡県柳川市柳川藩主立花邸御花で1日、NHKドラマ招致柳川委員会設立総会が開催され、各団体代表など委員50名が参加した。
 委員会はドラマ化を通じて、柳川市ゆかりの戦国大名・立花宗茂(たちばなむねしげ)と、妻・誾千代(ぎんちよ)のエピソードに富んだ生涯を伝えたい考え。舞台は九州全域に及び、豊臣秀吉をはじめとする戦国武将らとも交流がある宗茂の生涯は、ストーリー展開にも広がりを見せる。
 2人のエピソードや物語を学び、地域住民が地域の歴史に誇りを持ち、強い主体性を醸成する「ひとづくり」や、地域の活性化に結びつける狙い。


 招致企画書の説明後、委員会会則案、役員選出案など3議案が審議され、全て承認された。招致委員会に副会長として参加するJA柳川成清法作組合長は「大河ドラマの招致活動は柳川市全体のアピールになる。ドラマに当時の農民たちの苦労、喜びなども併せて描がいてもらえれば、JA農産物に対する興味にもつながるのでは」と期待を寄せる。

 

 キャンペーン事業として、プロット(物語)製作事業や、宗茂と誾千代の甲冑製作事業など、6つの具体案を挙げた。
立花家史料館学芸員の坪内広子主任は「招致活動をすることで、地元柳川での宗茂と誾千代に興味を持ってもらうことが最大の目標。多くの人に知ってもらい、地元に愛されたヒーローとヒロインを、大河ドラマの大舞台に立たせたい」と語った。
 招致実現に向け、招致委員会は協賛活動も行っている。

 

 お問い合わせは「立花宗茂と誾千代」NHK大河ドラマ招致柳川委員会事務局(柳川商工会議所内)TEL0944-73-3030まで。
 

 

日本農業新聞 九州版 8月15日