JA柳川は7日、同JA葬祭センターおもひでホール三橋で終活セミナーを開催し、組合員や地域住民など21名が参加した。
講師にライフエンディングステージ九州の林匡彦理事を招き、「想いを形に」というテーマで講演が行われた。その後、配付されたエンディングノートを使って、実際にどのような準備が必要なのかを確認した。
現在、平均寿命が延びたことで、老後に過ごす時間が長くなっている。その中で病気やけが、認知症などに対する不安を軽減するため、元気なうちに終活を始めることが大切だ、と林理事は参加者に説明。質疑応答の時間も設けられ、参加者は積極的に質問する姿勢を見せた。講演終了後はお斎の試食も行われた。
参加者は「終活は、どんなことをするべきか、どういった準備が必要になるのかを学ぶ、よい機会になった」と話した。
同JA終活セミナーは今回初の試み。担当者は「超高齢社会のいま、人生に自分らしさを追求する人が増えている。JA葬祭事業として、今後もニーズに合ったセミナー等を開催したい」と話した。
日本農業新聞 ふくおか版 10月19日