農事組合法人・下久末の荒木正さんらは4日、JA柳川本所を訪れ、第46回全国豆類経営改善共励会大豆集団の部で農林水産大臣賞を受賞し、同JA成清法作組合長に報告した。表彰式は6月28日に東京で行われ、組織一体となった大豆栽培が認められての受賞となった。
農事組合法人下久末は、32戸で構成する集落営農組織。大豆の団地化栽培で生産コスト削減を狙う。2台のトラクターを活用して耕起と播種を同時作業し、梅雨でも適期作業を行なえるよう工夫を凝らした。
さらに、土づくり、排水対策にも力を入れる。同JA自己改革の一環として奨励している土壌改良剤「ミネラルG」の共同散布を積極的に行ない、結果、17年産は10㌃あたり224㌔と県平均を4割上回り、上位等級比率も89.1%と高品質の大豆を生産した。
報告を受けた成清法作組合長は「今後も柳川の大豆の先導者として、活躍を期待している」と述べた。