柳川市三橋町の中山熊野神社では１５日より「中山大藤まつり」が開かれ、樹齢３０６年の大藤が見ごろを迎えている。
福岡県指定天然記念物に指定された大藤を一目見ようと、連日多くの見物客が訪れている。まつりは２８日まで。
訪れた見物客は、頭上いっぱいの花を眺めたり、記念撮影をしたりと、思い思いに楽しんだ。会場には約９５万本の藤の房が垂れ下がり、芳醇な香りに包まれている。藤の房は最長で１５０㌢まで伸びるという。
昨年は約１６万人が訪れ、その３割は海外の観光客だった。日が暮れると、頭上を覆う藤のカーテンは提灯の明かりでライトアップされ、昼間とはちがう表情を楽しめる。訪れた人は「藤の甘い香りに包まれ、心が安らいだ」と話した。
