柳川市有明海ツーリズム研究会が企画する料理教室「やながわ食の学校」は12日、柳川総合保健福祉センター「水の郷」で第6回講座を開いた。豊かな食文化作りや、市の活性化が目的だ。
今回のテーマは「イタリアの家庭料理に学ぶ、旬の食材のおいしい調理法」。講師に薬院のイタリアンレストラン「ラ・カーサ・ディ・ナオ」のオーナーシェフ石橋尚幸氏を迎えた。今回、調理に使われた野菜は、JA柳川から提供された。
実習では、有明海の生海苔を練りこんだ「フォカッチャ」、地元野菜をふんだんに使った「鶏のローマ煮」、皮ごと赤ワインで煮込む「いちじくのコンポート」の計3品を調理。イタリアの家庭料理ならではの素材を活かす調理法が提案された。地元食材を使った「柳川らしさがあふれるイタリアン」に、受講者は興味津々。積極的な質問が上がった。
また、当日はKBC「ふるさとwish」のラジオ生放送も行われた。
同講座は市内の特産物などを使い、魅力ある「食開発」を目指すため、7月31日に開校した。市内外から応募した飲食業従事者や、料理好きなど20代~70代が参加している。