2021.11.24

組合員大学で地域リーダーに

JA柳川は4日、地域リーダーを育成する「組合員大学」(専門講座)の第5講と修了式を開いた。基礎講座を修了した生産部会員、青年部員、女性部員などが受講した。

JAは昨年度から組合員教育事業の一環で、組合員大学を開講。組合員が協同組合理念を理解し、JA運営や活動に積極的に参加・参画することで、組織や地域をけん引する次世代リーダーの育成に取り組んでいる。

JAにじ管内で行った視察研修では、JAにじの右田英訓組合長が「次世代組合員リーダーへのメッセージ」と題して基調講演。「人」との出会いが大切であり、前向きな姿勢で組織や地域のリーダーとしてけん引する必要性など解説した。さらに、JAにじ園芸流通センターを視察し、大規模選果場の取り組みなどを学んだ。

ブリスファームみのうでは、平尾典之代表が「農業経営における事業の多角化」について講義した。農業経営を「生産だけではなく販売」まで行い、ひとつの企業経営体として農業を営むことや「組合員と職員のつながり」を学んだ。

その後、JA全中上野敏浩上席専門員が講師を務めた。「JA組合員リーダーの活躍に期待」をテーマに、修了式がゴールではなく第1期生のスタートであり、地域や農業の活性化に向けて語り合える仲間であることを伝えた。

修了式では、JA柳川の新谷一廣組合長が修了者一人一人に修了証を手渡した。

受講生は「長く続けることでJA柳川の職員と組合員の意識が向上すると思う」「組合の一員としての視点から新たな学びを得ることができた」と感想を述べた。

日本農業新聞11月11日