JA柳川いちじく部会は4月下旬、営農センターで栽培講習会を開いた。部会員13人が出席し、イチジクの春期管理について確認した。
南筑後普及指導センターの職員が、新梢(しんしょう)管理や病害虫の防除など今後の管理について説明。発芽期に大切な水管理の徹底を呼びかけた。収量アップを目指したリフレッシュ剪定(せんてい)の説明に、出席者は真剣に耳を傾けていた。
4月以降は降雨の影響で病原菌が活発になりやすいため、そうか病や疫病などの対策が必要となる。また、乾燥した暖かい日が続くと、スリップス類が増えやすいため、予察速報を基に約10日間隔で薬剤を散布するように説明した。
JAでは、「桝井ドーフィン」と「とよみつひめ」を栽培している。今年は年明けから3月上旬まで低温傾向、3月中旬までは少雨が続き、発芽が昨年よりやや遅れている。今後現地検討会を開き、出荷に向け品質管理に努める。
日本農業新聞5月3日