JA柳川管内で11月上旬、夏まきの子実用トウモロコシを収穫した。JAでは、「子実用とうもろこし試験栽培プロジェクト」を関係機関(全農ふくれん、担い手サポートセンター、南筑後普及指導センター、柳川市)と立ち上げ、稲作転換作物として本年度初めて試験栽培を行っている。春まきは8月に収穫した。
夏まきは、米の転作作物としての導入可能性も検証している他、収穫後の残さすき込みによる緑肥効果、排水向上による後作での収量向上効果が期待されている。
試験圃場(ほじょう)では、「農事組合法人しもたな」が7月に播種(はしゅ)した。作付面積は約45㌃。収穫した子実用トウモロコシは、加熱圧ぺんされ、単体飼料として、博多和牛生産者へ提供される予定。
日本農業新聞11月15日