ＪＡ柳川なす部会では１日から、「博多なす」の出荷が始まった。来年７月上旬まで出荷する。出荷初日は、７８７．６㌔を福岡大同青果・広印広島青果に出荷した。部会員７１人で正品出荷量２６５０㌧、販売高約１１億円を目指す。
生育は順調で、例年通りの出荷スタートとなった。管内で生産している「ＰＣ筑陽」「筑陽」は、柔らかい肉質で、秀品率が高い品種だ。
県で唯一、ナスのロックウール栽培を行っており、県内の他産地よりも早い出荷が可能となっている。
同部会は、若手農業者が多い。天敵講習会や二酸化炭素（ＣＯ₂）発生装置を用いた管理の講習会を開き、環境測定装置の導入も進んでいる。また、新規就農者や技術を会得したい農業者のための研修もあり、技術の向上を図っている。
日本農業新聞9月7日
