2025.05.22

ブドウ栽培管理指導

 JA柳川ぶどう部会は4月中旬、開花前の現地指導会を開き、部会員約30人が参加した。指導会は毎年実施しており、果実品質の向上に努めている。部会員は今後の管理を確認した。

 南筑後普及指導センター職員が、芽かぎや誘引、花房のセット、病害虫防除など栽培管理について指導した。

2025年産は低温傾向が続き、生育は24年より約1週間遅れている。高温対策として換気の徹底や土壌の乾燥を防ぐために十分にかん水するよう呼びかけた。また生産者同士情報交換し、生育状況を確認した。

 25年産の発芽期は4月3日ごろで、昨年より約5日遅れた。4月に入ってからも気温は低くかったものの現在、花房の着生は良好だ。生産されている品種は「有核巨峰」。有明海の潮風を受けて育った柳川の「巨峰」は、毎年糖度の高いブドウが収穫されている。出荷は8月上旬を予定している。

日本農業新聞5月1日