JA柳川では、「博多なす」の出荷最盛期を迎えている。2024年9月より出荷が始まり、7月上旬まで出荷は続き、出荷量2900㌧を見込む。ゴールデンウィーク期間中にピークを迎えた。関東・関西・九州の市場に出荷。部会員70人で、販売高11億円を目指す。
3月中・下旬からの気温上昇、日照量の増加で数量は増加傾向。生産者の徹底した管理で樹勢など順調に生育し、昨年より単価高と順調だ。管内で生産している「筑陽」「PC筑陽」は、やわらかい肉質で、秀品率が高い品種。また、県内で唯一、ナスのロックウール栽培を行っていて、県内の他産地よりも早い出荷が可能となっている。
なす部会では、生産性の向上のため、土壌診断に基づいた土づくりと適正施肥管理の徹底を図っている。また、各支部・青年部で現地指導会を定期的に開き、技術取得や情報交換など、部員同士の意識向上に努めている。さらに、規格査定会を開き、規格の統一を図ることで、高品質の維持と選別を徹底している。
JA職員は「今後も品質管理に努め、安全・安心なナスを消費者へ届ける」と話した。
日本農業新聞5月8日
