2025.06.23

協同組合を学ぼう

 JA柳川は5月中旬、組合員大学専門講座の開講式と第1講を本所で行った。生産部会員など14人が受講した。

 JAは協同組合理念を理解し、幅広い知識と視野を持ち、積極的にJA運営・活動に参加・参画する次世代リーダーの輩出に、2020年度から取り組む。

 全5回(視察研修1回)。新たに年間を通して「地域」をテーマに多様な角度から学び、地域と農業との好循環を目指した講義を予定する。最終講は、グループワークによる役員答申を想定する。

 山田英行組合長が「柳川の農業・地域の発展のため『地域のリーダー』として、実際に何ができるのか、考えや思いを深めてほしい」と呼びかけた。

 第1講は、「地域らしさと農業 誰が守り誰が支えるのか」。久留米大学経済学部文化経済学科の藤谷岳准教授が講師を務めた。経済学の観点から、柳川の農業が地域の中で実際に何ができるか、どんな地域にしていきたいか、受講生で議論した。受講生は「柳川農業をどう発信するか、地域を守るため必要なことを考えようと思った」と話した。

日本農業新聞5月31日