JA柳川管内の各育苗所で5月下旬から、水稲の播種(はしゅ)作業が始まった。生産者の労働負担軽減が目的で、毎年行っている。管内5カ所の育苗所で合計約12万箱を準備する。
生産者が各自で栽培管理する播種だけの苗箱受け渡しでは、作業員がトラックに必要箱数を載せた。
JAが田植できる状態まで管理する委託苗は6月中旬から生産者に引き渡す予定だ。
管内で生産されている品種は、「夢つくし」「元気つくし」「ヒノヒカリ」「実りつくし」「ヒヨクモチ」5品種。JAでは、普通作研究会を中心に品種誘導や品質向上対策を図り、良質米生産による稲作経営の安定を目指している。
日本農業新聞6月7日
