JA柳川管内で5月下旬から、2025年産の麦の荷受が始まった。管内では「シロガネコムギ」「ミナミノカオリ」の2品種を生産しており、作付面積は約2500㌶。小麦は県内最大の生産量を誇る。
25年産は、天候の影響で昨年より数日遅い荷受け開始となったが、生育は順調。
収穫された麦は、管内2カ所のカントリーエレベーター(CE)に運び込まれた。トラックスケール方式による計量と、安全性が高く、作業が軽減できる回転リフト・メッシュコンテナを使い、効率的な荷受けに努めている。
同JAでは、自己改革の一環として、共同利用施設を再編し、南部地区CE、東部地区CEの広域2CE運営を行っている。円滑稼働の実施に向け、運営委員会などによる協議検討により、スムーズな荷受けの実現を図っている。
東部地区CEは、共同利用施設再編計画に基づき新設中で、26年3月竣工(しゅんこう)予定だ。
JA担当者は「待ち時間削減など組合員の負担軽減に努め、今後も品質管理を徹底する」と話した。
日本農業新聞6月7日
