2025.11.24

イチジク時期作へ 樹相診断など説明

 JA柳川いちじく部会は10月下旬、営農センターで栽培講習会を開き、部会員9人が出席した。部会員は、次年度に向けた準備期間である秋期管理について確認した。

 南筑後普及指導センターの職員が、新梢(しんしょう)の伸び方などをみて木の栄養状態を把握する樹相診断、病害虫防除などの栽培管理について説明した。また、園地に適した施肥を行うことで、無駄な施肥が明らかになり、コスト削減につながると土壌分析の重要性を説明した。

 JA職員が、農薬の適正使用について生産者と再確認した。また、2025年度産の販売実績を報告。今年は、天候の影響により、初期は果実の肥大が良好だったが、その後は小玉傾向となった。生産面積の減少により出荷数量は減少したものの、安定した出荷となり、高品質、高単価となった。

日本農業新聞11月4日